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2025.09.08
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印刷の「解像度」とは?カードやトランプをキレイに仕上げるための基礎知識

印刷の「解像度」とは?カードやトランプをキレイに仕上げるための基礎知識MV

「データ通りに作ったのに、仕上がりがなんかボヤけてる…」 そんな経験、ありませんか?

実はそれ、画像の“解像度”不足が原因かもしれません。

特に、トランプやオラクルカードなどの小さくて繊細な印刷物では、
この「解像度」が仕上がりを大きく左右します。

この記事では、印刷のプロが、 カード印刷における解像度の基本知識から、よくあるトラブルとその防止法までを わかりやすく解説します。 入稿前のチェックリストとしても活用いただけますので、ぜひ最後までご覧ください!


解像度とは何か?

解像度とは

解像度とは、画像がどれだけ細かく表示・印刷されるかを示す数値です。

印刷の現場では、主に「dpi(dots per inch)」という単位で表します。これは、1インチの中にいくつのドット(点)が並んでいるかを示したもので、数値が大きいほど、より滑らかで精細な印刷になります。

dpiの数値と印刷の関係

dpiの比較

たとえば、300dpiの画像であれば、 1インチあたり300個のドットが配置されていることになります。 このドットの密度が高ければ高いほど、写真やイラストのディテールが なめらかでクリアに再現されるというわけです。

一方で、32dpiや72dpiといった低い解像度では、 ドットが粗くなり、線がギザギザに見えたり、輪郭がにじんだりしてしまいます。 特に印刷物では、このわずかな差が“仕上がりの品質”を大きく左右するため、 しっかりと理解しておくことが重要です。

なぜカード印刷に解像度が重要なのか?

トランプやオラクルカードのような小型の印刷物は、手に取って近い距離で見られることが多く、細部までしっかり目に入ります。 そのため、画像が少しでも荒れているとすぐに気づかれてしまいます。

また、カードのデザインは絵柄やシンボル、小さな文字などを多用するため、高精細であることが求められます。解像度が足りないと、線画がぼやけるキャラクターの顔がつぶれて見える文字が読みにくくなるなど、さまざまなトラブルの原因になります。

72dpi画像
53mm×80mm 72dpiの画像を拡大したもの

Webで使われる画像やWebからダウンロードした画像のほとんどは、表示速度を重視して72dpi〜96dpi程度で作られていることが多いです。画面上ではくっきりと見えても、印刷には適していません。

300dpi画像
53mm×80mm 300dpiの画像

一方、印刷物、とくにトランプやオリジナルカードなど細かいデザインが重要な印刷物では、300dpi以上の高解像度が基本となっております。この差が、仕上がりの“ぼやけ”や“粗さ”に直結します。

300dpiと72dpiの解像度の違い

72dpiと300dpiの違い
約53mm×80mm 72dpi(左)300dpi(右)

サイズは左右とも約53mm×80mmですが、左は72dpi、右は300dpi となっております。

やはり比べてみると、解像度が低い方はざらっとした荒い印象で、反対に解像度が高い方は滑らかで細部まで綺麗な印象があります。

SNSにアップした画像をそのままデザインに組み込み入稿してしまい、
「印刷したらボケボケだった…」というご相談はとても多いです。

でも、画面上の“きれい”と印刷での“きれい”は違うと知っておくだけで、
印刷トラブルの8割は未然に防げます。

データは印刷用に最適な解像度で作ることが大切です。

イラストや線画がにじむ・つぶれる
→線の細さや色の階調が少ないドット数だと表現しきれずに、モヤっとした印象になります。

文字が読みにくい・小さなフォントが潰れる
→文字情報がビットマップ画像化されていると、低解像度では輪郭が崩れやすいです。

印刷後に「なんか違う…」となるクレームの原因に
→データ上ではOKに見えても、実際の仕上がりがチープに見えることも。

特に「画面で見たらキレイだったのに…」というケースは、解像度ミスの典型例です。

①メニュー[イメージ]→[画像解像度]を開く

②「再サンプル」のチェックを外す→実寸サイズで300dpi〜になっているか確認

①メニュー[ウィンドウ]→[リンク]を開く

②PPI欄が300以上になっているか確認!

PDF書き出し時も注意!
→「画像の圧縮設定」で解像度が下がってしまうこともあるため、プリセット確認が大切です。

✔︎ 画像制作時から300dpiで作成する
 →元の解像度が低いと、あとから拡大しても補完が難しい

✔︎ 画像の拡大は避ける
 →解像度を下げる最大の原因。イラストや写真は原寸使用が鉄則

✔︎ 入稿前に印刷会社へチェック依頼をする
 →昇文堂では、解像度やリンク切れなどの初期チェックにも対応しています!

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解像度は、カード印刷の“仕上がりの質”を決める最重要ポイント。

とくにサイズが小さく、手にとってじっくり見られる印刷物だからこそ、 ちょっとした粗さが大きく目立つのがカードの特徴です。

印刷物を“作品”として仕上げるためには、 「実寸×300dpi〜」の原則を守ることが成功への第一歩。

せっかくのオリジナルデザイン、最高の状態でカタチにしませんか?

解像度に関するご不安・ご相談は、いつでも昇文堂まで!

こちらも併せてご覧ください!

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