トランプはポルトガル人により日本にもたらされたといわれています。
トランプとは切り札(Trump-card)の意味で外国人がしきりに
「トランプ、トランプ」という言葉を口にしながらゲームをする姿を日本人が見て、
このカードの全てのことをトランプと思い違いして呼ばれて今日に至ったようです。
現在使用されている52枚のカードにジョーカー2枚を加えた54枚
(ジョーカー1枚で53枚もあり)のカードの原型は、13世紀初めイギリスで作られました。
トランプの起源は古く紀元前7世紀の古代エジプトの神秘哲学が
タロットというカードに示されていることから、
かなり古くからトランプの原型とみられるカードゲームが行われていたようです。
トランプのカード54枚の内、デザイン上で特徴的な1枚といえばスペードのAでしょう。
他の三つの種類、ハート・クラブ・ダイヤに比べスペードのAだけがなぜか大きく複雑なデザインであることが多く見受けられます。
実は、これには非常に重要な意味がありました。英国政府は、他国から流入するカードに対して関税をかけていましたが、次第に国内で生産されたものにも税金をかけるようになりました。
1588年、1628年頃からその記録があるようです。
当初、カードの包装に押されていたスタンプが、包装が捨てられても納税の事実が明示されるようにカード自体に押されるようになりました。
そして、それはスペードのA(いちばん上のカード?)上に税務署によって印刷されるようになったのです。
つまり、カード製造者はスペードのAだけは自由に作れなかったということになります。
製造者の名前、税金の額なども折り込まれ、また偽造防止の意味もあり次第に複雑化していったようです。
1862年以降は個々の製造者が自由に印刷出来るようになり、
1960年には税金の義務自体撤廃されましたが、
このスペードのAだけを複雑にデザインする習慣は、
当時の名残として現在まで残っています。
キング(K)は王、クイーン(Q)は女王、それではトランプのJackは何者でしょう?
100年前の英語の古語辞典にはJackと呼ばれずKnave(ネーブ)と呼ばれていました。
Knaveは家来という意味がありますが、より召使いという意味合いが強いようです。